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鼻の整形(鼻形成)を受ける前に
知っておきたいこと

目次

はじめに

鼻の整形(鼻形成)と聞くと、「えー、人工のもの入れてシャキーンとした鼻にするの?」とか、「パッと見てバレるくらい高い鼻でしょ」とか皆さん最初の印象としては、あまりいいイメージがありません。


その割に、日本語を見てみると、「団子鼻」「わし鼻」「魔女バナ」「ポット鼻」「あぐらをかいだ鼻」など、悪口は数多くあれど、褒める表現が「シュッとしている」とか「すらっとしている」とか極めて限られています。


これは、アジア人の我々は進化の過程で鼻を小さく、そして皮膚を分厚くしてきたのですが、一方で憧れを持つ西洋人のお鼻とはかけ離れていることから言語も影響を受けていると思います。


みなさんお気付きのとおり、世の中には、実はお鼻の手術を受けている人がたくさんいます。当グループだけでも年間1万件ほど施術を行っています。また、有名な方々も実はお鼻の形を変えた、というのはSNSでもホットトピックとして上がってきます。


では、そういった方々がいかにも「やりました!」といった形に仕上げているのでしょうか?正解は、『No』です。つまり、バレにくいくらい自然に仕上げることで、コンプレックスを解消し、元々そんな形として生まれてきたかのような状態を作り出すんです。


これが最先端の鼻形成です。


ここでは、鼻の整形を受ける前に知っておくべき疑問や考え方、リスクなどもつつみ隠さずお答えしていますので是非参考にしてください。


1,鼻の整形(鼻形成)Eラインとは?理想の横顔について

まず、目指すべき基準を知っておきましょう。Eラインって、最近よく聞きますよね。簡単にEラインチェックができます。


お手元に15cmくらいのまっすぐな棒(定規など)を用意してください。これをですね、鼻の頭と顎先に、そっと触れる程度に当てます。この時、唇がわずかに触れる、という方は、「Eラインが整っている」と言います。


もし口元に思いっきり定規が食い込むようであれば、「Eラインが崩れている」状態、つまり口元がでているか、顎が足りない、もしくは鼻の高さが足りない状態と言えます。


このEラインというのは、歯科矯正医のロバート・リケッツ先生が提唱したもので、欧米人用のものでは、鼻先と顎を結んだ線よりも唇が「わずかに後ろにある」状態をEラインが整い、極めて美しい、としました。


一方で、アジア人の場合、骨格上元々、口元が出ている人種であるため、そのまま使用すると違和感が強いため、Eライン上に唇が乗る状態と、若干の調整をしています。


2,鼻の整形(鼻形成)のためのシミュレーション

お鼻の手術をして欲しいと来られる患者さんと会話していると、80%程度、当初ご希望されていた形と、実際に手術をする形が異なります。


これは、手術をする前に、自分の好きな鼻を探して持って来られるのですが、そのお鼻を自分のお顔の上に乗せると奇妙なバランスになったり、イメージが違ったり、ということになります。


そのため、基本的には、思い込みではなく、共通のツールでシミュレーションをすることで、そういった「思い込み」や「よくわからない」といった「もやっと感」を解決することができます。


もちろん、シミュレーションで作成した形が100%全く同じ形に作り上げるわけではありませんが、登山する頂上の方向性を確認することは意義深いと考えています。


3,鼻の整形(鼻形成)カウンセリングについて

インターネット上やSNS上では、色々な疑問や体験談があふれています。惑わされて、不安になることも多いでしょう。


また、人生でそう多くはない体験である整形に対して「聞きにくい」「こんなことを聞いたら恥ずかしい」といったことは一切ありません。不安を取りのぞくため綿密なカウンセリングが重要になります。


3-1,鼻の整形(鼻形成)はバレるのかバレないのか?

バレるかバレないかは、ご希望される形の変化が、今のご自身のお鼻とどれくらい違うか、というところが肝になります。


これまでのお客さんのお話をまとめると、自然な変化をご希望の場合は、まずバレません。ダウンタイム中、風邪を引いたといって、マスクをしていれば、一緒にご家族にまでバレていない方も多くおられます。


一方で、大きな変化をご希望の場合、術後よく言われるのが「やせた?」「なんか雰囲気かわった?」みたいな反応が多いようです。


ただし、明らかに人工的な変化をご希望の場合には、バレますし、バレることを求めている人が多いようです。ということで、バレるかどうかについては、目標とする形が重要になります。


3-1-1, 整形の場合は、笑うとシワができないからバレる?

鼻形成を鼻先まで行った場合、術後鼻先の動きは悪くなります。この動き方は、手術の際に、大鼻翼軟骨(だいびよくなんこつ)という鼻先の軟骨をどの部分にどのように固定するのかによります。


カチカチに固める方法もあれば、緩やかな動きを残す方法などあります。しかし、お鼻の手術は一旦、軟骨の操作をすると術前よりも必ず硬くはなります。


ここで、柔らかい鼻が普通なのか、と考えると、西洋人の鼻先は、皮膚も薄く、軟骨の形が浮き上がり、豚鼻なんてできないくらい硬いです。


彼らはそれが普通です。なので、鼻先をツンとしたい、高くしたい、というご希望が西洋人よりのお鼻に近づいていくとすれば、必ずしも不自然ではないということになります。


3-2, 鼻整形(鼻形成)の不安

よくある代表的な10の不安に回答します。まだまだ沢山あると思いますが、それは実際のカウンセリングにてお聞かせください。


3-2-1,劣化する不安

「鼻整形」、「劣化」と調べると、数多くの記事がでてくると思います。皆さん、その記事を読んで真実はどうなんだ?という疑問が常につきまとうと思いますが、美容外科医の答えとしては、「劣化はしない」ということになります。


「え、ほんまなん?」と思うと思いますが、「ほんまです。」


では、形が変わらないか?という問いに対しては、「形は変わります」というのが答えです。


つまり、劣化というのはまるで鉄にサビがつくような、その末に朽ち果てて、折れてしまうようなイメージですが、人間は生きています。そのため、日々細胞は入れ替わり、代謝をしています。この過程で、いわゆる「老化」と言われる変化を生じます。


具体的には、ヒアルロン酸やコラーゲンの減少に伴うしぼみやたるみ、また保湿力の低下に伴う乾燥や菲薄化(薄くなる)など、生理的な変化を生じます。その変化が手術をしてようが、していまいが、生じるのが事実です。


では、こういった生理現象が鼻形成に与える影響を考えるとどうなるのでしょうか?ここで、大きく別れるものが、人工物(シリコンインプラントなど)を併用したお鼻か自家組織といって自分の組織を使って作るお鼻か、によって異なります


3-2-1-1, 人工物(シリコンインプラントなど)を併用したお鼻の場合

人工物の中で代表的なものは、シリコンインプラントです。シリコンは良くも悪くも、形が変わりません。そのため、ずーっとそのままです。


なので、実は形が綺麗にでるのは、このシリコンプロテーゼの方がスムースですらっとした感じがでます。しかし一方で、何十年と年齢を重ねるごとに皮膚が薄くなったり、脂肪が痩せたりしてきたときに、形が浮き上がることがあります。これが「縁が浮いてきた」という現象です。


では、手術を受けた全員がこうなるかというとそうでもありません。これは、長い年月でインプラントを挿入している骨や軟骨の部分が窪み、周囲の高さと馴染んでくることもあるからです。


また被膜という構造物も知っておく必要があります。これは、シリコンの周囲にできる線維性の袋です。体の中に自分以外の組織が入った場合は、人体は、この被膜で周囲と遮断しようとします。この袋は、実は長い年月とともに、縮んだり、石灰化といってカルシウムが沈着して石になることがあります。そのため、シリコンそのものは変化はしなくても被膜が変化することで、鼻筋がいびつになることがあります。


同じ人工物でもePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン商品名ゴアテックス)という素材があります。これは、心臓や血管の手術などで使用される素材で、非常に強く、柔軟な素材です。シリコンとは異なり、素材に目に見えない小さな穴がたくさん空いています。その小さな穴に周囲の組織が入り込むことで、ガチッと固定されます。そのため、シリコンとは異なり、周囲に明らかな被膜は形成されないのが特徴です。


一方で、ゴアテックスは組織が入り込むことでごくわずかに縮むとされています。被膜形成がされないため、被膜に対する石灰化等は生じないとされています。では、このゴアテックスに対する生理的な反応はどうかというと、ゴアテックス自体は、元の形に戻ろうとする力はシリコンに比較して弱く、土台の形に沿う傾向があります。一方で薄くなっている部分が一度折れ曲がってしまうと、そのままの形で固定されるといった特徴があります。


3-2-1-2,自家組織(自分の組織)を使って作るお鼻の場合

自家組織による鼻形成(ノープラント鼻形成)は、移植するための材料を必要とするうえに、形をすべて作り込んでいく必要があり、手術の難易度は高いものとなります。


自分の組織であるために、いわゆる異物反応は、起きませんが、生理的な変化をしてきます。具体的には、一度切り離した組織が、体の中で生きる(生着)ためには、周囲から栄養を受け取る必要があります。


そのため、手術で一度切り離された組織が再び栄養を受け取って、落ち着くまでの間、吸収といって、移植した組織が小さくなる現象がおきます。この吸収の程度は、組織の緊張が強かったり、マッサージやメイク、洗顔などの物理的な刺激で強く起こります。


そのため手術後しばらくの間は、創部を安静にすることが重要です。一旦生着をして落ち着いた後は、生きた軟骨であるため、年齢とともに加齢変化を生じます。また、炎症による変化や経年変化の影響を受けるというのも事実です。


例えば、とても気に入っている鼻筋が10年後も同じお鼻筋であるかというと、おそらく少しずつ形が変化していくことでしょう。こういった意味では人工の素材の方が変わらない形であると言えます。ただし、年齢とともに、組織が緩んできたときに、同時に変わっていってくれるというのはメリットでもあります。この辺りの特性を理解した上で、素材を選択していくのが好ましいと考えます。


3-2-2,永久なのかどうか?

永久に変わらないものはありません。これはおぎゃぁと生まれて死ぬまで、我々は一瞬ずつ老いていっています。なので、生体である以上機械のように変わらないものはないということをまず認識する必要があります。


その上で、鼻の手術をしたら、どう変わっていくのか、と考えると「劣化する不安」の項でご説明したように、どの素材で施術を行なったのかによるということになります。


3-2-3, 左右差の不安

お鼻はお顔の中で一つしかない構造物なので、問題になるのは、鼻筋がまっすぐ見えるか?鼻の穴に左右差がないか?などがあります。ここで気をつけないといけないポイントとしては、鼻が左右対称でも、歪んで見えたり、鼻の穴が非対称に見えたりすることがある、ということです。


???と思うかもしれませんが、イメージとしては、キャンプの時のテントです。平らなところにキャンプを設営すれば、当然対称に見えるテントですが、地面が斜めのところでつくとどうでしょう?


そうです、歪んで見えるんです。さらに重力の影響や周りのロープの引っ張り具合なんかも相まってしっかりと傾きます。これがお鼻でも同じことが言えます。


まず、あなたのお鼻の土台、つまり骨はどうなっているのか?というところです。土台が傾いている場合には、お鼻を左右対称に作成しても歪んで見えてしますため、土台を直すか、“まっすぐにみえるように”お鼻をつくるか、しかありません。


土台の傾きを治す場合、当然骨の治療になるため、大掛かりになります。一方、 “まっすぐにみえるような”お鼻ですと、実は、どこから見てまっすぐ、というのがポイントになります。


日常生活では、基本的には、正面、斜め、側面でみた形が重視されます。その部分でまっすぐに見える形を作ると、実は、下から見たときに鼻の穴が左右非対称になることがあるんです。これが立体のマジックです。なので、術前にこの辺もよく相談してプランを立てる必要があります。


3-2-4, 崩れないかの不安

「崩れる」という字をみるだけで怖いですが、イメージとしてはがけ崩れみたいな感じですね。これがお鼻の手術をした後に起こる可能性があるかというと、普通はありません。


しかし、可能性はあります。具体的には、感染症を起こしたあとの瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)が生じた場合です。お鼻の手術をする際には、もちろん、梁構造を作り直したりするわけですが、これらをつなぎとめているのは、手術用の糸です。


これらの糸で支える力と比べて、組織が縮んで行こうとする拘縮の力ははるかに強いです。そのため、いったん組織の拘縮が生じると、糸で固定している力は負けてしまい崩れてしまうことがあります。


しかし、この瘢痕拘縮は、突然起こるものではありません。必ずと言っていいほど、感染やなかなか治らない炎症があります。そのため、その段階で早期に治療をすることが極めて重要といえます。


3-2-5, 痛みの不安

お鼻の手術に関する痛みは、外科医の麻酔の仕方、止血の仕方、骨の治療をしたかどうか、そして取ってきた材料の場所(ドナーサイト)によって大きく異なります。通常のお鼻の中だけで終わる手術であれば、丁寧な手術をすると、手術して2〜3日間痛み止めを飲むくらいで、実はあまり痛くありません。


もちろん、怪我をしているのと同じ状況なので、触ると鈍痛はありますが、痛くて何もできないということはとても珍しいです。鼻血もティッシュに滲むくらいの軽度な出血はありますが、手術が終わった後からボトボト出血している場合は、内部の止血が不十分であるため、血管周囲の知覚神経が刺激されて痛みを感じます。この場合、きちんとした処置を受けて止血を完了することが重要です。


一方で、外科医にはどうにもできない部分が骨の治療です。鼻骨骨切といって、鼻筋を細く見せる治療がありますが、これは、骨を切った後、ギプスでしっかりと圧迫固定をしなければなりません。


そのため、骨を切った部分は鈍痛があります。痛み止めを飲んで1週間くらいは痛みがあります。ただし、ギプスで固定しているため、動くたびに痛いということはありません。


採取する肋軟骨の長さが長ければ長いほど、痛み刺激が強くなります。通常、手術が終わった直後は、神経ブロックを併用しているため、痛みは感じませんが、ご自宅に帰った後、夜中から明け方にかけて痛みが出てきます。


そのため、痛み止めを複数組み合わせて予防的に内服してもらいます。この痛みの程度ですが、2―3日をピークに1週間で9割程度引いてきます。個人差があり、3日目でもけろっとしている人もいますが、1週間でもまだ痛いという方もおられます。


そのため、当院では長時間作用型の痛み止めを神経ブロックとして使用するようにしています。


3-2-6, 呼吸の不安

鼻の手術をすると、鼻呼吸ができなくなる、とかシューシュー音がなるなど、呼吸に関する不安があるかと思います。当院でのケアについてですが、手術当日から翌日まで鼻の中にスポンジのようなものを留置します。


その間は、お鼻からの呼吸はできません。スポンジ除去後、徐々に鼻閉感は改善しますが、1ヶ月くらいまで鼻で呼吸がしにくいと感じることがあります。鼻中隔延長を含めた鼻手術のお客様で、約1割の方が1ヶ月の段階で鼻づまりを感じていました。


しかし、通常の経過ですと1ヶ月以降は鼻呼吸は改善され、3ヶ月をすぎると違和感も解消します。こういった鼻呼吸という空気の通り道を考えて形を作っていくことが重要となります。そのため、術前にはお鼻の中を診察してもともとの空気の通り道を調べておく必要があります。


3-2-7, 傷跡の不安

お鼻の傷跡としては、鼻の真ん中の部分を切る鼻柱(びちゅう)切開の傷と、小鼻縮小の際の小鼻の付け根の傷があります。お鼻の傷は一般的には治りやすい部分なので、基本的には1年経過するとよくみないとわからないくらい綺麗に治ります。


一方で、小鼻の傷跡がとても目立つケースがあります。これは、もともと小鼻周囲が脂腺が発達していて、皮脂腺が深くまである方を切開した場合、傷に一致してニキビのような状態になることがあります。


この場合、傷の治りが遅くなり、大きく陥凹(へこみ)が生じたり、傷が赤く盛り上がってしまうことがあります。そのため、術前から皮膚の性状を判断して、手術のデザインを決定すること、術後のケアも早期発見、早期治療を心がけることが重要です。


3-2-8, シリコンインプラントは、ブラックライトで光るか?

シリコンインプラント自体にブラックライト(UVA紫外線)を当てると当然光ります。これは、ブラックライトが爪や歯などの白い物(蛍光物質)にあたり、可視光線を放出する原理と同じです。


では、口を閉じていて歯がひかるでしょうか?もちろん、光りません。これは、ブラックライトが歯まで届かないからです。お鼻のプロテーゼは、通常骨膜下といった、皮膚、皮下組織、筋膜層、骨膜とならぶ層の一番下に留置します。そのため、よほど、これらの組織が薄くない限り光るということはまずありません。


3-2-9, 鼻の整形(鼻形成)の麻酔の種類や、その判断理由

麻酔は部位により異なりますが、当院では基本的に全身麻酔での鼻の施術を行なっています。その理由として、呼吸をする器官である鼻の手術では口から酸素を投与することになります。


しかし、赤ちゃんとは異なり、成人では鼻呼吸が主な気道となります、その状態で、麻酔が深くなり眠ってしまうと、睡眠時無呼吸のように、呼吸が止まってしまいます。


そのため、呼吸を確保するけど、眠ってもらうという相反する天秤をバランスをとりながら、手術を行うことになり、患者さんご自身の安全の確保と外科医としてのこだわりを損ねてしまう可能性があります。


また、術中の操作音や操作感で不安になってほしくないということもあり、ごく短時間ですむ、簡単な施術を除いては全身麻酔で行うこととしています。一方で、「全身麻酔は怖い、、、」とおっしゃる方がおられます。「目が覚めなかったらどうしよう」などです。


私たち医療者としてもそうなると困るわけで、病院で毎日のように全身麻酔での手術を行なっていますが、全身麻酔自体によるトラブルは極めて稀な程度とされています。


私個人としては、小児形成外科時代には、赤ちゃんの手術もたくさんしていましたが、赤ちゃんの場合は、ホクロ一つとるのも全身麻酔になるわけです。そう考えると、大人の全身麻酔が危険なことではないというのがなんとなくわかってもらえると思います。


3-2-9-1, 中央の部分(鼻尖、鼻背、鼻骨、鼻中隔)は全身麻酔

鼻の手術は、中央の部分(鼻尖、鼻背、鼻骨、鼻中隔)と小鼻の部分を分けて考える必要があります。


この中央の部分をきちんと作り上げる手術となると、必然的に全身麻酔の手術の方が安心・安全ということになります。これは、手術時間が必然的に長くなること、鼻骨の操作をする場合、局所麻酔のみでは、骨をコンコン操作する音が怖かったり、深い部分の痛みをコントロールできないことがあります。


また、肋軟骨を利用した手術の場合には、術中の咳き込み等で肺を損傷する危険があり安全を担保するためには、全身麻酔が必須と考えています。


3-2-9-2, 小鼻は静脈麻酔と局所麻酔

一方で、小鼻の施術は手術時間も短くシンプルな施術であるため、静脈麻酔と局所麻酔でも施術は容易に行うことができます。また、中央の施術であっても、例えばプロテーゼだけ、とか、耳の軟骨を乗せるだけ、といった簡単な治療であれば、局所麻酔と静脈麻酔の施術も可能です。


ここで、静麻麻酔って何?と思われる方もおられるかと思います。静脈麻酔は、簡単にいうと「点滴で眠る麻酔」ということになります。じゃぁ全身麻酔と何が違うの?というと実は同じです。


静脈麻酔のお薬の濃度を上げていけば、呼吸も止まる状態になります。そうなると、人工呼吸器につないで、機械的に換気(呼吸のお手伝い)をします。


一方で、静脈麻酔と局所麻酔を併用する場合は、ご自身の呼吸をしてもらう必要があるため、あまりたくさんの静脈麻酔薬を使用することができません。そのため、ウトウトしている感じをつくるのが静脈麻酔という感じです。


3-2-10, 鼻の整形(鼻形成)入院や通院日数について

鼻の施術はどの方法で行っても入院の必要はありません。痛み止めもご自宅で使用できる強力なものがあります。


そのため、ご自宅で療養していたくことができます。通院に関しては、手術内容にもよりますが、通常は、3日目の診察、7日目の抜糸までは必須となっています。その先の経過観察は、硬さが強く出る1ヶ月、組織が安定してくる3ヶ月、傷が落ち着いてくる6ヶ月、およそ形が確定する1年を目処に受診を促しています。


4,鼻の整形(鼻形成)の種類について

鼻の形を決めるのは、大きく分けて4つ(小鼻、鼻尖、鼻の長さ、鼻背の形と高さ)に分けることができます。


4-1,小鼻を小さくしたい(小鼻縮小)

小鼻は、「あぐら鼻」で代表される両脇の構造です。小鼻縮小といっても、正面からみた小鼻の幅を小さくする手術(小鼻幅縮小)と小鼻の張り出し(鼻翼)を小さくする鼻翼縮小、また小鼻の位置を変える鼻翼挙上術などの施術があります。


4-1-1, 正面からみた小鼻の幅を小さくする(小鼻幅縮小)

小鼻幅縮小は、要するに正面から見た時の小鼻の横幅で、正確には小鼻の立ち上がるポイントの幅と、小鼻が一番膨らんだ部分の幅に分けられます。


いずれにせよ、理想的な小鼻の幅は、目頭のラインを垂直に下ろした直線の間に鼻が治るのが存在感のない小鼻ということになります。


4-1-2, 鼻の張り出し(鼻翼)を小さくする(鼻翼縮小)

一方小鼻の正面から見た幅はそれほど広がっていないが、鼻翼の巻き込みが強かったり外への張り出しがつよかったりすることがあります。


これは、鼻翼という部分が縦にも横にも理想よりも長い可能性があります。鼻翼がその時の通り、鼻の翼(つばさ)なわけですが、鼻という鳥にとって、あまり大きな翼は存在感があるという表現となり、タカのような大きな翼は必要ありません。めざすはツバメのようなコンパクトな翼が理想的です。


4-1-3, 小鼻の位置を変える(鼻翼挙上術)

小鼻の位置は、鼻尖や鼻柱といった中央部分の構造とのバランスで理想的な配置が決まります。


例えば、鼻柱を下げることで、小鼻が相対的に上がるように見えることもありますし、鼻柱を変えずに小鼻を上げてバランスをとるということもあります。通常、側面から見た時に小鼻よりも鼻柱の方が1-2mm見えている状態が理想的とされています。


4-2,上向きの鼻を下に向けたい

鼻を下に向けたいというご希望の場合、鼻先(鼻尖)を伸ばしたい場合と、鼻の真ん中の部分(鼻柱(びちゅう))を下げたい場合があります。


いずれもしてもお鼻の基礎工事を行う必要があります。また、もともとの軟骨の支えが弱いことが多く、他の部分から基礎工事をする材料を取ってくる必要があります。


4-2-1, 鼻先(鼻尖)を伸す

鼻尖を伸ばすというのは、要するに「鼻の頭を伸ばす」ということになります。この場合、前方へ伸ばせば、ツンとした印象となりますし、下に伸ばせば魔女鼻になります。


また、鼻が丸い、団子鼻の方の場合、この鼻先の位置が沈んでいるために丸く見えることがあります。そのため、鼻先をいずれかの方向に伸ばすことでより自然でバランスのとれた鼻先を造形することができます。


4-2-2, 鼻の真ん中の部分(鼻柱(びちゅう)を下げる

鼻柱を下げるというのは、正面から見た時に鼻翼の付け根(基部)どうしをつないだ線と鼻柱の関係(Alar-columellar relationship: ACR)を理解する必要があります。


このACRは鼻柱が鼻翼基部よりも下に長い状態を良好なACRと言います。一方で、鼻柱の方が短くて奥まっている場合、ACRが不良ということになります、この場合、鼻柱そのものを下に伸ばしてACRを改善することを目指します。


具体的には、鼻中隔軟骨の尾側端が短く大鼻翼軟骨の内側脚が奥まっていることが多いため、鼻中隔をしっかりと延長し大鼻翼軟骨を下へ押し下げる必要があります。


4-3, 段鼻(だんばな)・鷲鼻(わしばな)を治したい

鼻筋に段差のある段鼻、ワシのように飛び出ている鷲鼻、これらは医学用語ではハンプといいます。このハンプ実はお鼻の骨と軟骨のつなぎ目であることが多く、どちらの影響もあって、ハンプがあるわけです。そのため、骨性ハンプ、軟骨性ハンプといったりします。


このハンプ治療、素人さんの発想としたら、削ればいいやん、と考えがちですが、実はそう簡単にいきません。なぜなら、ハンプそのものの厚みは厚いところで2-3mmしかないわけです。なので、全部削ってもそれだけしか変わりません。


さらに正面からみると、ハンプを削ると何が起きるかというと、なんと鼻筋が太くなっていきます。これが困ります。横から見てきれいでも正面からみたら太い鼻筋になったのでは、綺麗になったとは言えませんね。


というわけで、程度によっては、鼻骨を同時に切る方法や、プロテーゼを乗せる方法、軟骨を移植して段差を目立たなくする方法など、いろんな手技を複合的に組み合わせて綺麗に仕上げます。


4-4,団子鼻(鼻尖)を治したい

団子鼻を検索すると500万件以上ヒットする、一般用語の団子鼻ですが、実は、原因が3つのタイプに分かれます。軟骨タイプ、皮膚タイプ、混合タイプです。


4-4-1, 軟骨タイプ

軟骨タイプというのが、いわゆるboxy nose(箱鼻)といわれるもので、海外の人の鼻先が大きい理由です。これは、皮膚は薄いいけど、軟骨が拡がっていて鼻先が大きく見えるタイプです。


4-4-2, 皮膚タイプ

皮膚タイプというのは、我々アジア人や黒人種の方に多く見られ、軟骨はへにゃへにゃだけど、上に乗ったっている皮膚が分厚くてまん丸という形です。多くの方は、指で押すと鼻先がぐにゃっと沈みます。


4-4-3, 混合タイプ

最後は、この2つのタイプが混合しているタイプです。軟骨のサイズもあるし、皮膚も分厚いという形です。


4-4-4, 団子鼻治療の最大のポイント

この3つの原因を診察で見抜き、原因をはっきりさせた状態で手術を受けるということになります。というのも、美容外科の教科書を開いても、「鼻尖形成」は鼻先の軟骨を糸で結んで細くする、、、といった説明がなされています。


しかし、これは西洋の教科書で書かれたものを日本語に翻訳したためにこうなった誤謬で、実はタイプ1の軟骨由来のboxy noseの治療なわけです。つまり、タイプ2の皮膚が厚くて、軟骨ヘニャヘニャの人に鼻尖形成だけをしてももちろん、鼻先の細さは出ない上に、むしろ軟骨の支持が弱いため、変形してしまったりするわけです。


そのため、タイプ2、3のお鼻をシュッと細く、高く見せるとなると、軟骨の支持構造を変えると同時に分厚い皮膚をどうやって薄く見せるか、という工夫を凝らす必要があるわけです。この辺りが経験値の差がでてくるところになります。


4-5,鼻を高くしたい(隆鼻術)

鼻筋を高くするというのは、いわゆるメガネがあたる鼻背(びはい)という部分が高くなることを指します。アジア人において鼻が一番低い位置(セリオン)は、正面を向いたときの黒目の中央を結んだ線上とされています。


一方西洋人では、黒目の上端をつないだ線上が鼻が始まる理想的なセリオンとされます。これを基準に正面におけるEライン(眉頭と鼻尖へ抜ける曲線)を意識して鼻筋を作るわけです。


4-5-1, 鼻を高くするための4つの方法

まずはお試しで見てみたいヒアルロン酸と半永久の効果を期待する人工物、自家組織による隆鼻術、糸を使った隆鼻術があります。


4-5-1-1, ヒアルロン酸でメリハリをつけられる

ヒアルロン酸は、体のいたるところに存在する高分子です。このヒアルロン酸を長く長く数珠つなぎにして粘度を高くしたものが注入用のヒアルロン酸になります。


このヒアルロン酸の最大のメリットは、気に入らなければすぐに溶かすことができる、というものです。ヒアルロン酸をオリゴ糖に分解するヒアルロニダーゼという酵素を注射すると直後から粘度が下がり、周囲に吸収されていきます。


ただし、注入剤で簡便といったメリットの反面、血管内へ謝って注入された場合に、塞栓症といって、皮膚が黒く壊死したり、極めてまれに失明するという報告もあります。そのため、適切な注入方法でゆっくりと注入し、強い痛みが突然出た場合には、すぐに溶かす処置をする必要があります。


4-5-1-2, プロテーゼで自然に見せる

プロテーゼには、シリコンプロテーゼとePTFE(ゴアテックス)プロテーゼがあります。これらの人工素材でも土台の構造を丁寧に把握し、形を削り込むことで明らかな異物感を見せないようにすることも可能です。


4-5-1-3, 自分の組織だけで鼻を高くする

また、自分の組織だけで鼻を高くする方法もあります。それぞれの違いについては、「劣化する不安」の項に詳細を記載しています。ご参考にしてください。


4-5-1-4, 糸を使った鼻の整形(鼻形成)

糸による施術は、鼻筋を出すための糸と、鼻先のツンと感を出す糸があります。


これらは、液体でないため、ヒアルロン酸のような血管への障害はありません。しかし、硬いが故に、鼻下3分の1の動くべき部分に糸を入れると、日常生活の中で飛び出てきたり、痛みを感じることがあります。そのため、適切な層に適切な長さで挿入して予防に努める必要があります。


4-6, 鼻の整形(鼻形成)失敗、、他医院での修正をしたい

鼻の施術で失敗したという口コミやSNSでの発信はたくさんあります。これらを大別すると3種類に分類されます。1つは、主観的な不満足、2つ目が客観的な失敗、そして3つ目が不可避である合併症です。


4-6-1, 主観的な不満足

主観的な不満足というのは、患者さんのイメージと外科医のイメージがずれており、外科医がうまくいった、もしくは安全にできるのはこの程度という結果に対して、患者さんが私の希望と違う、顔に似合っていない、などの結果となります。


この問題を解決する方法としては、術前のカウンセリングできちんと会話すること、またそれをシミュレーションなどのツールを駆使してイメージを共有しておくことが重要です。


4-6-2, 客観的な失敗

客観的な失敗というのは、大きく歪んでしまっている、形がいびつ、皮膚に穴が開いている、傷が段違いになっている、などです。これらは丁寧な施術をすれば回避できたであろうものを指します。




4-6-3, 不可避である合併症

不可避である合併症というのは、「感染」や「異物反応」、「傷の治癒遅延」など、まれではあるが、一定の頻度で生じるものです。これは医学的には失敗ではありません。


なぜならば、予防をしていても生じる問題だからです。それは例えるならば、交通事故のようなものです。事故に起こる可能性は皆認識はしているが、自分が事故にあるとは考えていないわけです。


しかし、交通ルールを守り、予備知識をつけて予防していても一定の頻度で事故は生じます。そういった不確定な要素を排除しようとすると、家にこもって道にでない、という選択になるわけです。


4-6-4, 2回目以降の手術について

このように、失敗とされるものには、いくつかの種類がありますが、いずれにしても患者さんは不満足となるわけです。ここで、これらの問題を起こしてしまったあとに、お鼻を治す、という場合、1度目の手術とは似て非なるものであることが知っておく必要があります。


というのは、お鼻の手術は1度目の手術は、組織の血流も安定しており、しなやかさも保たれており、あなたのお鼻においてベストコンディションが整っています。一方で、2回目以降の手術となると、お鼻の中は瘢痕という組織で癒着しており、炎症に伴う軟骨や皮膚の萎縮を生じ、作りたい形をつくるのに邪魔がたくさんいることになります。


これらの要素を丁寧に排除して、そしてその邪魔に負けないようにしっかりと作る必要があるため、さまざまなテクニックと工夫が必要になります。そのため、他院修正をきちんとできる外科医ということがドクター選びにおいて、ひとつのステータスということになります。


4-7, 鼻の整形(鼻形成)で切らないこともできる?

お鼻の治療の中で切らない施術というのが、鼻筋へのヒアルロン酸の注入や糸の挿入、鼻先や小鼻に糸を入れて引き締める方法があります。いずれも永久の効果はありませんが、使い方によっては、ダウンタイムも短くとても効果的な治療となります。


5, アフターケアについて

手術そのものの重要性はもちろんですが、術後のアフターケアはそれと同等に重要です。適切な圧迫や、マッサージ、創部の管理、生活指導などを適切なタイミングで行うことで、術後の合併症を軽減することができます。


美容整形クリニック選びにおいて、術後の管理を適切に指導し、長期的にもきちんと形のケアをしてくれるクリニックの方が良心的で安心できるクリニックであると思います。


5-1, 鼻の整形(鼻形成)の数年後について

年単位の変化は長期的な変化ということになります。細胞学的には、3―5年程度炎症反応が続くとされています。術後1年目では、大まかな浮腫みはとれて馴染んできますが、3年くらいかけて組織が痩せてくることがあります。その場合、中の軟骨の構造やプロテーゼなどが浮いてくる可能性があります。


しかし、こういった変化がどういった方に起こるのかはわかっていません。そのため、困った時に相談できるかかりつけ美容医というのをもっておくことが安心につながると思います。


6, 男性の鼻の整形(鼻形成)について

男性の鼻は、女性に比較するとサイズも長さも異なります。さらに内部の解剖学的な構造も例えば、血管はやや太めであったり、脂腺がより発達しているなど特性がことなります。


また、女性の美しいに対して、かっこいい男性の鼻は、鼻の始まるポイント(セリオン)の場所が異なっていたり、鼻先の角度やバランスも異なっています。女性がお化粧をしてダウンタイムを隠せるのに比較して、男性の場合はお化粧がつかえないことが多く、ダウンタイムに対する配慮も必要です。


7, 鼻の整形(鼻形成)のダウンタイムはどれぐらい?注意すべきことは?

手術前の日常生活を送れるまでの期間であるダウンタイム。その期間を知り対処法を事前に知ることは、急がしい社会人や学生さんには重要なことです。また、お酒やタバコは?洗顔は?など気になることをまとめました。






7-1, 鼻の整形(鼻形成)手術後の腫れや熱

お鼻の術後の経過としては、2―3日目が腫れのピーク、1週間で半分、2―3週間で9割引き、3ヶ月かけて仕上がっていく、というのが大まかな流れになります。


いわゆるダウンタイムとして、社会生活が困難というのは、7日目の抜糸ののち、8日目からメイクを開始して、10日前後でコンビニ等にはバレずに出れるくらいになります。


鼻骨の骨切をした場合は腫れがプラス1週間程度と考えてください。一方術後の熱発に関しては、38.5度未満の発熱は反応熱として生じることがありますが、手術翌日には消失します。


手術翌日以降で一旦平熱に戻ったのちに熱発した場合は、まずはお鼻の色を見ます。お鼻の色が真っ赤で、かつテカテカするくらい緊満感がある場合は、感染の疑いがあります。


ただし、通常感染を生じるタイミングは、術後3日目くらいから10日くらいのことがほとんどです。ごく稀に遅発性感染として1ヶ月以上経過してから生じることもありますが、これはごく稀です。


7-2, 鼻の整形(鼻形成)手術後の仕事

術後のお仕事への復帰は、どれくらいの作業かによります。例えば、終日デスクワークで、マスクの着用ができるのであれば、3日目以降でも可能です。


一方で、力仕事が必要だというお仕事の場合は、術後1週間程度の安静をしていただくほうが良いと思います。また、マスク着用ができず、接客業となると、やはり3週間程度ダウンタイムを見ておいた方が無難です。


とは言え、実際の日本人のダウンタイム渉猟期間としては、3-7日程度がほとんどで、皆様だましだまし出勤されています。言い訳としては、鼻を転んでぶつけて骨折したため、形成外科で治療したとか、鼻中隔側弯症(鼻づまりが起こる病気)の治療をしてきた、など一般的な病気の治療と術後が同じであるため、口実としていることが多いようです。

7-3, 鼻の整形(鼻形成)手術後のお酒

アルコールの摂取に関しては、術後明らかに創部に影響があるという報告はありません。しかし、飲酒することで気分が高揚し、血圧があがる、お鼻へのケアを怠り、ぶつけてしまうなどのトラブルを生じる可能性があるため、1ヶ月程度は控えてくださいとお伝えしています。


また、アルコールを少量摂取すると、顔が赤くなるred flusher(レッドフラッシャー)の方は、飲酒で血圧が高くなることがあり、術後出血や鼻づまりの増悪などあるため、1ヶ月の飲酒制限が望ましいと思います。


7-4, 鼻の整形(鼻形成)手術後のタバコ

当院では、禁煙指導は極めて厳格に行なっています。術前1ヶ月からの禁煙、術後3ヶ月間の禁煙(加熱式タバコも含む)をお約束していただいています。


これは、術後の拘縮への配慮、感染リスクへの配慮からです。実際に感染を起こすケース、拘縮を起こすケースは、タバコへの暴露(受動喫煙も含む)が認められます。


また、術後1ヶ月かけて、組織は傷を直そうと縮んでいく変化をするのですが、この際にタバコを吸うことで毛細血管は攣縮し、血流の増悪に伴う血流障害、その結果移植した軟骨への栄養不足に伴う萎縮や皮膚の拘縮に伴う形の変化を生じてしまう可能性が高くなります。そのため、禁煙はあなた自身ができる綺麗な形をスムーズに手に入れるための義務だと考えています。

7-5, 鼻の整形(鼻形成)手術後のくしゃみ・鼻水

術後2週間程度まで鼻の中の粘膜の浮腫みが強く刺激に伴う鼻汁や、くしゃみなどを生じることがあります。


また、鼻の中には、露出した溶ける糸などもあり、これらが刺激の原因になることもあります。たとえ術後怖いからといって、鼻の中のお掃除をしないと分泌物が鼻の中で固まり(鼻くそ)、それ自体が粘膜や皮膚を刺激することもあります。


そのため、術後ケアについて当院では個別に指導しておりますが、ご自身で優しく、そして綺麗にケアをしてもらうことが重要です。また、創部の乾燥は、綺麗に傷を治すために大敵です。そのため、ケアの後には軟膏で保護をしてもらうようにしています。


7-6, 鼻の整形(鼻形成)手術後の洗顔

術後3-5日目にお鼻のギプスが取れます。その後は、洗顔していただいて構いません。ただし、強くこすることで、せっかく皮膚と軟骨の間がくっつき出しているところを剥がしてしまう可能性があります。


そのため、あくまでもあわ立てた洗顔フォームで優しく洗顔をする程度にとどめていただいております。術後2週間もすると血行は安定しますが、強い鼻かみなどは、1ヶ月は控えていただいております。


7-7, 鼻の整形(鼻形成)手術後の運動

術後の運動は、対人や対物で衝撃がありうるコンタクトスポーツ(野球、バスケット、サッカーなど)は3ヶ月は禁止、心拍数が激しく上がるランニングや筋トレなどは1ヶ月禁止としています。


一方で、ウォーキングは術後の浮腫みを軽減するため、術後3日目以降は努めて行なっていただく方がダウンタイムは短くなります。


8,鼻の整形(鼻形成)の費用

お鼻の治療費は治療内容にもよりますが、トータルで治療すると定価で300万円近くになることもあります。同じ施術の内容でも世の中では、15万円から500万円まで幅がありました。


値段の根拠となるものは、それぞれのクリニックで異なっていると思います。この施術費用を考えた場合に、例えば車を買うという話になると、どうでしょうか?軽自動車を買いたいという人もいれば、大衆車を買う人、高級車を買う人があると思います。相場で300万円という大金は、車を買う場合には、大衆車を購入する金額となります。


では、お鼻の手術ではどうでしょうか?ご自身に似合うかどうかをシミュレーションで確認し、合併症を減らすために予防策を綿密に取り、高品質な手術道具と洗練されたチームで治療を行い、丁寧にアフターケアをするというところに当院の価値はあると思います。


また、当院では、術後のダウンタイム期間をより安心して過ごしていただくためにご希望の方には、プライマリーナースとして、なんでもご相談いだけるような仕組みを試みております。施術を行ったら、「はい、さよなら」ではなく、困った時にはいつでもご相談していただけるような長いお付き合いを前提としています。


また、定価に対して部分モニターはホームページでも記載がありますように割引があります。また、審査は厳しいものになりますが、全顔モニターの場合、さらに割引も可能です。ご相談の折に、お気軽に聞いてみてください。


9,どこで鼻手術をすればいいか迷う

この質問に正解はないと思います。わたしが出来るベストアドバイスは、この人と一緒なら、前向きに頑張れる先生に施術をしてもらうのがいいと思います。


手術をするということは、ダウンタイムを伴う上に何かしらの合併症を生じるリスクがあります。そんな時に、患者さんも医者もともに頑張って問題を解決していくことが必要です。


そのため、信頼関係を築けるパートナーとしてドクター選びをするのがいいと私は思います。数多あるクリニックの中で、当院に来てもらったからには、末永くご愛顧いただけるようにスタッフ一同、温かい雰囲気で支えていければなと思っています。

山口 憲昭 医師

この記事の著者情報

Regno Clinic SBC 銀座院 院長

国際美容外科学会会員(ISAPS)/ 日本形成外科学会 専門医/ 本頭蓋顎顔面会会員
日本口蓋裂学会/ 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会エキスパンダー
インプラント実施医師/ 日本乳癌学会/ 日本美容外科学会(JSAPS) 正会員